Google「サイト単位での信頼性評価の重視」

インターネット

2017年頃からGoogleは、アルゴリズムで算定したサイト単位での信頼性・権威性などを検索順位に大きく影響させるようになりました。一気に変わったわけではないですがじんわりと浸透してきています。

このおかげで誤った医療情報やフェイクニュース、海賊版の問題はGoogleの検索結果で大きな改善がされましたが、同時に個人などが発信する一部の有益な情報も検索されづらくなりました。
誤った医療情報を流布するWebサイトが表示されづらくなったものの、個人ブログの闘病記や個人として良い情報を発信する医師、小規模医院の情報発信までも検索結果で表示されにくくなってしまい大手さんやお役所の情報に占められる様になってしまったのです。

例えば、コロナワクチンを検索しても、日本各地の地方自治体の発信する情報ばかりで上位は占められ、多くの人がが知りたい情報が表示されません..。
検索語句と一致していても表示されないことも増えてきて『探し物が見つからない』状態です。
最近開設されたサイトや個人や小規模な団体が運営するサイトでは、いろいろ不安定とみなされるようです。

信頼出来る検索結果のために、サイト運営団体の信頼性を重視する考えは仕方がないでしょうが、ニッチな情報こそがネット情報の醍醐味だった様に思います..

今後、Googleの進化に伴い『安心できる情報』と『探している情報』を区別できるようになれば問題は解決するのかもしれません。

検索結果においてユーザを悪質な情報から守るために、どのようなサイトから発信される情報かが検索順位に大きく影響を与える流れは今後も続きそうです。

リアルな世界と似てきてしまうのではと思いますが、ちょっとつまらない気もします。